生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

風呂

私が子供の頃は、風呂無しの家は珍しくなく、自宅に風呂がある人の家に近所の人が風呂を借りに来ることがあったと思う。
わが家は、物心ついたときには家風呂があった。
ガスで湯を沸かすようになったのはかなり後のことで、当時は薪や石炭を風呂釜にくべて沸かしていた。
小中学生の頃は、風呂を沸かすのが私の役割になっていた。石炭に着火させるのは結構なコツが必要である。火力の調節も難しい。風呂は水で埋めてかき混ぜて、丁度良い湯加減にしてから入るものだった。
母方の実家に泊まりに行くと、風呂場には蛇口が無かった。台所からホースで大きなたらいに水を溜めていた。風呂桶はタイル張りでひんやりしていた。
昨日、ガス湯沸かし器が壊れて、蛇口から湯が出なくなった。
新築してから13年でそろそろ色々なメンテナンスが必要な時期のようだ。ガス機器のトラブルは24時間対応してくれる電話の窓口がある。日記を検索すると、7年前に一度トラブルがあって修理している。
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風呂の湯を溜めたあとに、リモコンにエラーの表示が出てお湯が出なくなった。
マニュアルを引っ張り出して確認したが、出ていない。つまり、サポートに連絡を取る必要があるトラブルと言うことだ。
家族が居候を含めて6人おり、入浴のことを考えると深刻な事態である。夜遅い時間であったが、直ちに電話して修理を依頼することとした。
翌日、ガス機器会社の技術者が来て給湯器をチェックし、温度ヒューズのトラブルとのこと。取り敢えず間に合わせの修理は出来るが、本体の寿命と考えられるので給湯器そのものを交換した方が良い助言された。その会社はガス会社と契約して請け負っているので、機器の交換はどうしても割高になるとのこと。すぐに見積もりを出してくれたが、余り商売する気が無いというか、良心的と言える物言いである。
ネットで検索してみると、ガス機器の交換は全国的に独占と支配が進んでいるようだ。定価は有って無いような胡散臭さを感じた。
取り敢えず、愛知県の業者に(所在が明らかで無い業者もある)電話し、見積もりと納期を出してもらうようにお願いした。既に手に入れた近所のガス会社請負の業者の見積もりと較べて判断するつもりでいた。
夕食を終えてジョギングに出かける準備をしているときに電話があり、色々と状況を聞かれた。自宅のガス給湯器は床暖房と風呂場の乾燥機能が付いているが、それが必要かどうか。実際には暖房も乾燥機も全く使っていないので不要である。風呂が沸いて、追い焚きが出来て、給湯出来ればそれで良い。
あと何度か電話でやりとりしたのだが、かなり安く交換してもらえることになり、愛知県の業者に頼むことにした。電話の応対が分かりやすく丁寧に説明してくれたことも、印象を良くした要因である。
省エネに対応した機器が関東に在庫があり、これから手配するということで、日曜日の工事ということになった。
二日間お湯の出ない環境になる。
妻が大鍋に湯を沸かし、風呂桶に溜めた。まだ暑い時期なので、それで結構快適に身体を洗うことが出来る。
去年の今ごろも、台風の停電で給湯器が作動しなくなり、同じようなことをした覚えがある。
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日記を読み返すと結構楽しそうだが、その時は大変深刻だった筈だ。