生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

犬くんと散歩

猛暑が続いている。しかし、例年の気候であり、今年が特別とは思わない。
百日紅が咲く頃は、いつもこのような雰囲気になる。薄青の空にくっきりと白い雲が湧き上がって流れてゆく。少し遠くを見ると、入道雲が見える。
盲目の柴犬が我が家にやってきて一年余が過ぎた。
色々な世話は妻が中心になって、皆が手伝っている。
私はほぼ毎朝、彼と散歩に出掛けている。犬との散歩は私の習慣になっている。
リードを通じてコミュニケーションを取りながら、犬と歩くのは楽しい。
毎日のことなので、少し奮発して、犬くんとの散歩用に手提げバッグを買った。Jibのバケツトートバッグ。通勤の途中、芦屋駅で途中下車すると直営店がある。犬の散歩に使いたいというと、ちょうど良いのを紹介してくれた。店員も犬を飼っているとのこと。未来の名前を入れてもらった。
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未来は目が見えないはずだが、少しは見えているかもしれないと皆が思っている。
目が見えないことで特に困っている素振りは見せない。普通の犬の生活を送っていて、側から見ると目が見えないことに気づかないかもしれない。
何かにぶつかることは滅多にない。踏み外すこともあまりない。元気だし、まっすぐ歩く。散歩中に色々なものを見つけて、口に入れようとする。鳩や雀に向かっていく。猫とも対峙する。
一方で、相変わらず階段の上り下りは下手だし、マーキングはしない。餌も時々見失う。空中キャッチのようなことも一切できない。色々な音にものすごく敏感で、怖がって動けなくなる。躾がうまくいかないのも、私たちの表情が読み取れないせいかもしれない。
結論は、全く見えていないわけではないかもしれないが、相当見えていないということ。
そもそも、犬は嗅覚と聴覚が大変発達していて、認知に視覚が占める割合が少ないのだろう。
まぁ、難しい犬である。玄関の鍵が開く音を聞きつけて、遠吠えを始める。気に入らないことがあると吠えて噛み付いてくる。躾は主に声かけということになる。普通の犬と同じようにやってもうまくいかない。
世話の焼ける犬だが、すでに私の生活の一部になっている。
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