生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

犬が車に乗る練習

犬を車に乗せる練習をした。
まだ子犬の時に、我が家には車に乗せられてやってきた。その後は、獣医に連れて行く時に一度、車に乗せた覚えがある。おおよそ5分くらいの道のりだった。
犬は、視力が弱い。
犬の情報源は、耳から聞こえる音と鼻から吸い込むにおい。そして、肌から感じる雰囲気が全て。視覚からの情報はほとんど無いらしい。(ほんの少し見えているようだが)
普段散歩に出かけるときでも、慣れた状況なら歩くが、知らない道など「よくわからない要素」が入ると立ち止まって歩かなくなる。果たして、車に乗って犬がどのような反応を示すか。
我が家に犬を連れてきてくれた、保護活動をしているかたが、連休に犬を連れてきませんかと誘ってくれた。私が一人で犬を車に乗せて、片道1時間余りのドライブができるかどうか。妻に車を運転してもらい、犬を車に乗せて、武庫川ベリまで連れて行ってみようということになった。
車に乗った犬は、状況が把握できず激しい息づかいで、ガタガタと震えていた。車の発する音と、周囲から聞こえてくる音。そして車の加減速と右左折の時の揺れ、上下動など、彼にとって理解し難い状況が続く。車内で座るなり、寝転がるなりしていれば良いのだが、次の出来事に備えようと、必死で立ちあがろうとする。車が動くたびによろめいて座り込む。そのようなことを繰り返す。私は後席で犬の横に座って、なるべく手を出さないつもりでいたが、止むに止まれず、抱き抱えて声をかけ続けた。
なんとか駐車場に車を入れて、少し歩いて河原にでた。
河川敷を少し歩いて、時間を過ごす間は落ち着いていた。
帰りの車の中でも犬は終始緊張していた。
とりあえず、私が一人で犬を車に乗せて、長距離を移動するのは無理という結論である。