生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ベルトの上で走るとは

マラソン大会が終わって、次の目標に進みたいところである。11月中旬に地元で開催されるマラソン大会である。
先日の同期会で、1つか2つ下の後輩が同じマラソン大会で3時間少々で走り切ったという話を聞いて、大変刺激を受けたのだ。
少なくとも、チャレンジしたいという気持ちにはなった。
その後、台風が襲来し私のジョギングコースは松の枝だらけになった。そうこうしているうちに、北海道では地震があって、そして秋の長雨。一週間近く走っていない。
そういう時のためにスポーツジムに会費を払っている。
ジムに行ってベルトの上を走る。
ベルトの上を走るというのはどういうことだろう。
数年前、ジムでベルトの上を走った時は、大変素晴らしいと思った。何より、アスファルトより遥かに柔らかい。怪我をしにくいと思った。一定のペースを保てるし、勾配も自由に設定出来る。その時は満足して走っていたと思う。トレッドミル育ちのランナーが世界を制するなどと言うこともありうるのかもしれないと感じた。
外を走り始めて、ベルトの上を走りたいと思わなくなった。
違いは沢山ある。決定的な違いは、外を走る時は目的地がある。ベルトの上では目的地が無い。
ベルトの上を走るのは楽である。今は、ベルトの上を走る時は2.5%の上り勾配を付けることにしている。それでちょうど道路を走っているのと同じくらいの感覚になる。
景色が変わらない。立ち止まるのが困難である。風が吹かない。誰ともすれ違わず、追い越すことも無い。退屈である。ただ汗を流して息を弾ませて時間が経つのを待つ。時間で設定せざるを得ない。
ある意味、その時間が過ぎるまで苦しみに耐え続ける拷問のようである。
恐らく、同じような姿勢で運動していても、道を走るのとベルトの上でジタバタするのでは運動の質が違うのだろう。だからトレッドミル育ちのオリンピック選手は聞いたことが無い。
とにかく、1時間ベルトの上でジタバタして(1時間過ぎると自動的に終わるようになっている)もちろんリセットしてそれよりも走り続けてもよいが、拷問を好んでリセットするおめでたい人が居ると思わない。
せめてトレッドミルがジムの内側を向いていれば,もう少し変化があると思うが窓に向いている。夜走ると何も見えない。一応、画面にテレビが映るので、それを眺めている。
走り終わったら、腕立て伏せ、腹筋、懸垂をやってストレッチ。まぁ、雨さえ降らなければわざわざジムに来るまでも無い。
マシンを使ったトレーニングは筋肉が付きすぎる様に思う。身体が重くなって走るのにはマイナスである。
ストレッチスペースで寝転がっていたら、となりに若い女性が来て、体幹トレーニングをしていた。すごいと思うが、それとて自宅でやろうと思えば何の問題も無く出来そうである。
スポーツジムとは謎の多いスペースである。
ジムの横のテナントにホットヨガがオープンした。ホットヨガって何だろう。蒸し暑い部屋で汗だくになってヨガをするのだろうか。
明日の晩は雨が止みそうだ。
久しぶりにゆっくりと走りたい。